Pが転職した、運転代行サービスの求人|求人たまてばこ

Pが転職した、運転代行サービスの求人

かねてより車を運転する仕事がしたいと思っていた。前職ではオフィスワークでほとんどそういった仕事とは縁がなかった。駅からほど近いオフィス街にあるビルに入っている会社で、まず自家用車通勤が認められていない。帰りに駅からタクシーに乗るくらいしか車道を走ることはなかった。

クルマの免許を取ったのは10代の頃で、それ以来自動車に乗ることが私のもっぱらのストレス解消方だった。何も車道をスピード違反しながら走るわけでもなく、さらに騒音をまき散らして走るわけでもない。ただ安全運転を心がけ、車道を走っているだけで心が落ち着いたのだ。仕事にするなら車を運転する仕事がいいと思っていた。

折を見て転職を決意した。会社にはどういった仕事に就きたいのかは事前に伝えてある。その後、すぐにタクシードライバーの求人を探し始めた。近隣には何社か見つかり、全てに面接を申し込んだ。3社のうち2社が面接に応じてくれた。その2社の面接だが、全てにおいて方向音痴という理由で不採用になってしまった。どうにも当然ながらタクシードライバーは方向感覚が鋭敏である必要がある。それが全くないわけではないのに、かなり高いレベルで要求されるようだ。

とりあえず諦め、他に普通車免許で受けることができる求人を探した。バスは大型二種だしダメ。すると近所の寂れたガソリンスタンド跡地に「運転代行サービス」の求人が出ていた。最初はなんだろうと思っていたのだが、どうやら車できて飲んでしまった人が頼むサービスのよう。すぐにどういった内容なのかがわかった。

すぐさま応募してみると、スピード採用だった。仕事内容は電車に乗れないほど酩酊したお父様方を車でお出迎えする仕事だ。スローガンは「良いパパでいさせてあげよう!」。その通りに仕事をしている。